最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2011-03-10

明日のショーを待つばかり

シルクのマフラー

昨日から2日掛かりで縫い上げ、4つの作品が完成しました。
先週は2日、3日と連日SAORI東京の教室へ通い、3コマづつ織り続けました。
今週はデザインが決まらず時間ばかり過ぎて、縫製は最後の2日間になってしまいました。

贈る人をイメージして、デザインを決めるのは、糸を選んで織る時と同様に、本来は至福の時と
なるはずなのですが…。

時間に追いつめられて、やっと完成と思いきや、SAORIのタックを付けなくては!と気づく有り様。
いくつになっても一夜漬けの癖は抜けず、「赤子の魂百まで」とは、よく言ったものです。

写真のマフラーは今年卒業する男性に贈るプレゼントです。
スーツの襟元にオシャレに掛けてもらいたい一品です。
赤色の変わり糸が気に入り、紫色の縦糸にストライプに織りこんでみました。

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<エントリNO.1番  段染めドレス>
SAORI教室に入って初めて挑戦した大作です。
1本の糸の中に紫、青、緑の色が順番に染め込まれた段染の糸を縦糸に使いました。
色目を揃えて円整形した作品です。根気のいる作業ですが、私の大好きな色が綺麗に出ています。

<エントリNO.2番  変わり織のベストスーツ>
ピンクの縦糸にブルーの横糸を織り込み、重なった微妙な色目を楽しむ作品です。
いろいろな変わり織を取り入れ、スカートの前後に模様を入れました。
ベストは前の模様が目立ちますが、後ろの襟元には透かし織が密かに織り込んであります。

<エントリNO.3番  半コート>
紺系、紫系、レンガ系の太い原毛の段染め糸が気に入り、それをメインに何本も束ねた横糸を織り込み、
ざっくりした暖かい半コートに仕上げています。
ところどころに、異色な変わり糸を織り込み遊んでみました。

<エントリNO.4番  ロングコート>
東京のSAORI教室に、さをり織の創始者:城みさを先生が来られた時、私の通う「水曜日の夜教室」
の作品が展示されていました。
このコートに目を止められ、とても褒めてくださっていたと後からスタッフの方から聞きました。
その伝説のロングコートです。

<エントリNO.5番  エスニックパンツ>
私好みのオレンジ色をベースに、モスグリーンと茶系の糸と交差した秋色カラーです。
タックをふんだんに取ったエスニックパンツをご覧ください。
今回は小道具を駆使してしゃれた雰囲気にコーデネイトしています。

<エントリNO.6番  ロングドレス>
5年前の長男の結婚式のために作った、親族のお母様用ロングドレスです。
ドレスに合わせたオーガンジーのケープの生地を探すのに大変苦労しました。

PS
すべての準備が完了し、明日を待つばかりの夕方、メールに気づきました。
「待ちに待った卒業、おめでとうございます。明日の件ですが、まだ案内がありません。
残念ながら参加の意欲がなくなりましたので不参加とさせていただきます。」

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