最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2012-01-08

「資本論講座」

1年間勉強するテキスト

今日は埼玉の「資本論講座」の第一日目です。
昼食をとらず自転車で埼玉会館まで走り、開始前におにぎりを頬張る有様です。
受付をする参加者で混雑し、講座は10分遅れてスタート。
会場を見渡すと満杯。参加者は90名を越えているのではないでしょうか?

本講座の講師である宮川彰先生は、私が40年前に学んだ宮川實先生を義父と紹介されていました。
もしや親子?興味を持っていたのですが、疑問は解決しました。

本日の講義内容は、「資本論」のガイダンスと序文の紹介。
初版への序言で、まず著者から「第1章、ことに商品の分析を収める節の理解は、もっとも困難であろう。」と脅かされました。

「死者が生者をとらえる!」という言葉は、「資本論」の中で何度も登場するそうです。
「われわれは生きていものに悩まされているだけでなく、死んだものにも悩まされている。」とマルクスは言います。
「資本は死んだ労働の遺産です」という先生の言葉に、目からうろこで納得してしまいました。

文頭の、「忘れがたきわが友、勇敢、誠実、高潔なプロレタリアート前衛戦士、ヴィルヘルム・ヴォルフに捧ぐ」という献詞があります。
ヴィルヘルム・ヴォルフとは誰なのでしょう?と誰もが疑問を持つらしく、資料が用意されていました。
彼は簡素な暮らしをしながら、1,000ポンドの遺産をマルクスの家族に残したと言われています。

2 件のコメント:

  1. いよいよ始まりましたね! 私の方も昨日学習会の運営委員の方から連絡がありました。ガイダンスには出たのですが、正式に申し込みをしていなかったので、「是非出席して欲しい」という連絡でした。それにしても90名の参加とは! すごいですね。
    ところでヴィルヘルム・ヴォルフ、農民の生まれで苦労して大学を出たそうです。マルクスは裕福な弁護士の家庭に生まれ貴族のイェンニーと結婚、エンゲルスもブルジョア家庭に生まれた人、二人にとっては初めて出会った知性的なプロレタリア、そのヴォルフは知性では劣るとしても本能的に「ここに真実を語る人がいる」とマルクス達に感じたのではないか? 私はヴォルフほど誠実でも高潔でもありませんが、資本論を学ぶなかで少しでもそれに近づきたいと思うのです。
    では1年間、頑張りましょうね!

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  2. レジメの「資本論」とのつきあい方に、著者と知り合いになる。人なり生き方を知る。という言葉がありました。
    先生曰く「マルクス物語は涙なくして読めない」
    当時の中流下家庭の年間の生活費が300ポンド程度なので、3年間相当の生活費をマルクス一家はヴィルヘルム・ヴォルフから得た訳ですね。
    苦しい生活が癒されたと、イエニー夫人の日記が紹介されていました。

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