最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2012-02-16

課題 Ⅸ  織り幅に変化をつけた作品 (ベルト)

先週、買い込んできた定番綿糸をメインにベルトを織りました。
「織り幅に変化をつけた作品」という課題は、以前はネクタイでしたが、今は織り幅が変化すれば、作品は自由となりました。

さをり織りは空気を織ると言われる通り、やわらかく縦糸と横糸を交差させるので、一般の織物のように固く織目を筬で叩くことはありません。
でもベルトの場合は、強い糸を何本か束にして織目を叩いて織っていきます。
織り幅を変化させる部分は筬を使わず、櫛や筬とおしを使って横糸を固寄せていきます。

さをり糸の中には、強度が弱く、縦糸には向かない糸もあります。
最初は経糸を巻きとる時に、糸の選択を失敗したことに気づくのですが、それが経験となり次からは失敗を繰り返すことはなくなります。

起毛した糸を縦糸として並べると絡まるので、1本おきにそうこうに通す工夫など、苦労した経験から学んでいくのです。

さをりは織り機の基本的な操作方法は適塾で教えられますが、「あとは自由に織ってみましょう!」ですから、自分で織って経験する中で身につけたり、まわりの仲間を見本に習得していきます。

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