最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2012-09-15

「国会事故調報告」が明らかにしたこと、これからなすべきこと


朝一番に自転車で浦和駅まで走りパルコへ。地下2階の駐輪場から10階コムナーレ多目的ホールへ。
国会事故調査委員の崎山比早子さんの講演です。
今回の講演は、昨年8月4日の「放射線の人体への影響」の講演に引き続き2回目。
低線量放射線リスクを中心に報告されました。
文部科学省の「放射線教育」に対する指導要領では、「100mSv以下ではガンの発生リスクとの関係は明確でないと教えること」となっていますが、崎山講師は次のように話されました。

<発がんへの段階>
発がん原因はDNAの複雑損傷 ⇒ 修正ミス ⇒ 突然変異
⇒ 蓄積 ⇒ 発がん
放射線がDNAに当たると変異は細胞にたまっていく。放射線が通って、DNAの3つの塩基が変わると突然変異、蓄積される。
放射線が少なくなってもリスクの減少はない。

<東電の武藤副社長のことばを紹介>
悪い研究者に乗っ取られ悪い方向へ向かわないように、研究の動向を監視する。

<放射性ヨウ素九州と甲状腺への蓄積>
安定ヨウ素剤は24時間前被曝と同時に飲むと、93%は阻止できる。
原子力安全委員会は現地本部へヨウ素剤配布をFAX指示。
服用指示が出たのは三春町のみ。

<緊急被曝医療体制>
10~20km圏内、20km圏内は避難地域で病気対応が出来なかった。

会場から「提言の実行を訴えてほしい」と発言に答え、崎山講師は事故調はすでに解散されており、「国会事故調報告書」7つの提言を、国会が実行するか否かを見張るのは国民の役目ときっぱりと答えられた。
P592におよぶ「国会事故調報告書」を努力して読み理解してほしいと主催者から要請がありました。

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