最近、おもうこと

50歳から始めた”さをり織” 「自分自身を織り上げる」という創始者・城みさをさんのことばに惹かれました。

定年後の第二の人生、2016年7月に「姉妹塾 SAORIKO-UKO」 を和光市で開所しました。

大好きな”さをり織”を、多くの人に伝えて一緒に楽しみたいと思っています。

もうひとつのチャレンジは、10年間続けているネパールの貧しい家庭の子ども達の就学支援、この活動をもっと広げるために、

2017年4月に「ネパール子ども基金・里親の会」のブログを立上げたことです。

里子が自分自身の将来を切り開くために、私たちのボランティア活動が少しでもお手伝いができればと考えています。

そしてこの「SAORIKO日記」を再開しました。

2014-06-17

茨木のり子展  世田谷文学館 


あやや宅でのお泊り会、夜遅くまで飲み明かした翌朝、世田谷文学館の茨木のり子展へ。少々きつい。


自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ

中学校国語の教科書にも掲載されている「 わたしが一番きれいだったとき 」
朝日新聞・天声人語で紹介された「 倚りかからず 」
そして、「 自分の感受性くらい 」
ポエムの朗読の題材にされてきた詩ばかり。

最愛の夫を亡くして、50歳で韓国語を学び、14年後には韓国現代詩の翻訳刊行を果たしたというあっぱれを知った。




もはや
できあいの思想には倚りかかりたくない
もはや
できあいの宗教には倚りかかりたくない
もはや
できあいの学問には倚りかかりたくない
もはや
いかなる権威にも倚りかかりたくはない
ながく生きて
心底学んだのはそれくらい
じぶんの耳目
じぶんの二本の足のみで立っていて
なに不都合のことやある

倚りかかるとすれば
それは
椅子の背もたれだけ


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